
なあ、このスマホ、そろそろ返す時期なんだけどさ……

うん。この前ショップでも言われたよね。次どうするか考えないとって

で、ちゃんと見てみたら、返すだけじゃ終わらないんだよ。場合によっては2万2千円かかるみたいで

え、返却するのにお金かかるの?

そう。前みたいに“2年使って返せば残りはなし”っていう感覚で考えてたら危ないかもしれない

じゃあもう、安く分割でスマホを持つのって無理なの?

いや、たぶん方法はある。だけど大手3キャリアの言う“おトク”をそのまま信じると損する気がする

じゃあちゃんと調べようよ。どうせなら、納得して決めたいし

サキパパ
この記事を最後まで読むと、次のことがわかります。
✅この記事でわかること
- 大手3キャリアの分割・返却型プログラムがなぜ以前より不利になったのか
- 特典利用料22,000円の意味と注意点
- 「月額が安い=お得」ではない理由
- いま本当に安くスマホを持つ方法
- 家計全体でみたときに、どこを見直すべきか
✅この記事の信頼性
スマホを買うとき、昔はもっとシンプルでした。本体価格が高くても、「分割で払う」「2年くらい使う」「必要なら乗り換える」この流れでそこまで大きな違和感はありませんでした。
でも2025年後半から2026年にかけて、スマホの“残価設定型”の買い方は、一気に空気が変わりました。
ソフトバンクの新トクするサポート+
auのスマホトクするプログラム+
ドコモのいつでもカエドキプログラムの条件変更
どれも方向性としてはかなり似ています。
それは何かというと、「毎月の支払いを安く見せる代わりに、返却時や買い替え時の条件を重くする」という流れです。
しかも厄介なのが、「分割で安く持てている気がする」「返却すれば終わると思っていた」「乗り換えもしやすいと思っていた」この感覚が、今は通用しにくくなっていることです。この記事では、通信業界で長く現場を見てきたサキパパが、
ここをかなり詳しく解説していきます。
結論:いまのスマホ分割は“安く見えるだけ”になりやすい
先に結論です。
今の大手3キャリアの分割・返却型プログラムは、以前より明らかに使いにくくなっています。
もちろん、すべての人にとって完全にダメというわけではありません。
最新iPhoneを短いスパンで持ち替えたい人や、同じキャリアで継続的に機種変更する人には合う場面もあります。
ただし、多くの一般家庭、とくに
という人にとっては、かなり相性が悪くなってきています。
なぜなら今の仕組みは、単に「端末代を安くする制度」ではなく、“キャリアに残り続けることを前提にした制度”に近づいているからです。
そもそも残クレ・返却型プログラムとは何か
スマホの「残クレ」と呼ばれるものは、ざっくり言えば端末価格の一部を最後に残しておいて、途中までは軽い負担で使わせる仕組みです。

たとえば本体価格が15万円のスマホを買う場合、15万円をそのまま均等分割するのではなく、
- 1〜24回目までは比較的安い支払い
- 25回目以降または最終回に大きな残価
- その時点で返却すれば、その残価部分の支払いが不要になる
という設計にします。
この仕組み自体は、車の残価設定ローンにかなり近いです。
一見すると魅力的に見える理由
この仕組みが人気だったのは、店頭で見たときにとにかく安く見えるからです。
- iPhoneが月1,000円台
- 月々の負担が軽い
- 数年ごとに新しい機種にしやすい
この見せ方は非常に強いです。現場でも、お客様はまず月額で判断します。でも本当に見るべきなのは、月額ではありません。
「最後に何が起こるか」
ここです。
昔はこの“最後”が比較的わかりやすかった。ところが今は、返却時の条件や利用料、買い替え条件が加わって、かなり複雑になっています。
大手3キャリア(ドコモ、ソフトバンク、au)は2025年〜2026年に残クレ分割の何が変わったのか
ここが今回の本題です。
ドコモ:いつでもカエドキプログラムの変更

ドコモは、2026年3月5日から「いつでもカエドキプログラム」の利用条件を一部変更しました。公式の案内では、プログラム利用料(最大22,000円)の支払いを追加したうえで、一定条件を満たす場合には「ドコモで買替えおトク割」でこの利用料を免除する仕組みを同時開始しています。しかも、この変更は2026年3月5日以降に新たに加入する個人名義のユーザーが対象で、それ以前の加入者には原則適用されません。
この変更の意味はかなり大きいです。
以前の感覚では「返せば残りの支払いが消える」でした。でも今は「返せば終わり」ではなく「返却+利用料」または「返却+ドコモでの再購入条件」になっています。
つまり、他社にMNPしようとしている人からすると、以前より自由度が下がっています。
au:スマホトクするプログラム+

auは2026年2月26日からスマホトクするプログラム+を開始しました。au公式サイトでは、加入条件として対象機種を本プログラムで購入すること、特典適用条件として13カ月以上利用後に回収し、特典利用料(最大22,000円)を支払うことが明記されています。
ここで重要なのは「最大22,000円」という表現です。機種や条件により実際の扱いを細かく見る必要はありますが、少なくともユーザー側から見れば、“返却時に費用が発生しうる制度”に変わったことは間違いありません。
さらにauは、故障時利用料の考え方も重くなりやすいです。公式ページでは、故障紛失サポート系サービス加入時は2,200円、未加入時は22,000円の故障時利用料が示されています。つまり、返却時に端末状態が悪い・補償未加入という条件が重なると、想像以上に負担が増える可能性があります。
ドコモと同じように新たにauで指定のスマホを購入すれば、特典利用料が免除される形となっています。こちらも”au縛り”のためのプログラムと言えるでしょう。
ソフトバンク:新トクするサポート+

ソフトバンクは2025年8月20日から新トクするサポート+を開始しています。公式では、対象機種を48回割賦で購入することが条件で、13カ月以降の特典A、25カ月目以降の特典Bなどの考え方があり、特典利用料や早期利用料は機種・契約種別・時期などで異なると案内されています。
ソフトバンクは、ドコモやauのように一律で「22,000円」と断定しにくいところがポイントです。
実際には、公式条件書で特典利用料最大額や早期利用料最大額が定められ、さらに査定条件未達時には、25〜48回目の合計額に応じて22,000円または12,000円の本負担金が発生しうるとされています。
なので、記事としては「ソフトバンクも以前よりかなり複雑化し、返却時コストや条件を無視できない」という表現が正確です。
3社に共通している“本質”
細かい制度の違いはあります。でも、3社をまとめて見たときの本質はかなり似ています。それは、“月額の安さを見せる代わりに、返却時・買い替え時・継続時に条件を置く”という構造です。
つまり、ユーザーにとっては
という仕組みになりやすい。ここがいちばん怖いところです。なぜ各社はこうしたのかこれは現場感覚で言うと、かなりわかりやすいです。
1. 端末価格が高すぎる

今のスマホ、とくにiPhoneは本当に高いです。10万円超えは当たり前、上位モデルだと20万円前後も珍しくありません。これをそのまま販売すると、ユーザーは買いにくい。だからキャリアは“月額を軽く見せる”必要があります。
2. ただし、安く見せるだけでは利益が持たない
以前のように「返せば残価なし」で自由に出ていかれると、キャリア側としては端末施策を打っても回収しづらい。特にMNPが絡むと、獲得コストだけかかって、数年後に他社へ逃げられる構図になります。
3. だから“出口条件”を重くする
そこで出てきたのが、
です。
つまりこれは、単なる「おトクな販売施策」ではなく、キャリアの損失を抑えながら囲い込みを続ける設計と見るのが自然です。
一番大きな問題は「乗り換えの自由」が下がること
サキパパが現場でずっと感じてきたのは、スマホの本体とSIMを分けて考えられる人ほど得をする、ということです。ところが、今の大手3キャリアの返却型プログラムは、その逆をいきます。
以前の売り方
今の売り方
この違いは大きいです。特に現場では「そのスマホ、キャリア変えても元のキャリアに返せば大丈夫です」という提案が以前はしやすかった。でも今は、それが言いにくい。なぜなら、返却だけで完結しないケースが増えているからです。

サキパパ
現場ではSIMでスマホキャリアの乗り換えを提案して、分割はそのまま残して2年後に返せばいい!という提案の難易度は確実に上がった。
「特典利用料22,000円」が嫌われる理由
ここ、読者の感情にかなり刺さるところです。2万2千円という金額そのものも大きいですが、嫌われる本当の理由は別にあります。それは、“説明をちゃんと受けた気がしないのに、最後に出てくる費用”だからです。
ユーザーの心理としては、
なのに、最後になって
となる。これでは、「お得だった」というより“うまく組み込まれていた”と感じる人が多いのは当然です。
では、スマホはどう買うのが正解なのか
ここからがいちばん大切です。サキパパの考えでは、2026年時点でスマホを本当に安く持つ方法は、大きく分けて2つです。
1. リユーススマホ(中古)+SIMを別で契約する
これが本命です。
なぜ強いのか
答えは単純で、端末と通信契約を分離できるからです。大手3キャリアの高い分割施策は、端末代と回線契約と継続条件が一体化しています。だからわかりにくいし、抜けにくい。
一方で、中古スマホとSIMを分ければ、
この状態になります。具体的な買い方端末は
などの大手リユースショップで状態の良いものを選ぶ。
回線は
など、自分の使い方に合ったところを選ぶ。これだけです。
中古って大丈夫なの?
ここで不安になる人は多いです。でも実際は、信頼できる販売店で
という条件を満たしていれば、かなり現実的です。もちろん新品の気持ちよさはありません。でも家計目線では、中古スマホはかなり強い選択肢です。
どんな人に向いているか
こういう人には本当に向いています。
2. 楽天モバイルで端末+回線を持つ

もう1つの有力案が、楽天モバイルです。
楽天モバイルの買い替え超トクプログラムでは、iPhone 17e(256GB)について、他社からの乗り換えと楽天カード48回払いの条件で1〜24回目が1円/月という表示があり、支払期間48カ月、実質年率0%、事務手数料3,300円が明記されています。
ここが面白いのは、大手3キャリアのような「特典利用料22,000円」の打ち出し方とは少し違うことです。
少なくとも公式の訴求では、iPhone 17eの案件として
という見せ方になっています。
楽天モバイルの良いところ
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| プラン名 | Rakuten 最強プラン | ドコモMAX U22割 | トクトクプラン2 | トクトクプラン2 | コミコミプランバリュー | シンプル3 S | シンプル3 M | シンプル3 L | ||||
| データ容量 | ~3GB | 3GB~20GB | 20GB~∞ | ~28GB | 28GB~30GB | 30GB~∞ | ~5GB | 5GB~30GB | 35GB | 5GB | 30GB | 35GB |
| 基本料金 | 1,078円 | 2,178円 | 3,278円 | 5,698円 | 6,798円 | 8,448円 | 2,948円 | 4,048円 | 3,828円 | 3.058円 | 4,018円 | 5,258円 |
| ネット割引 | – | ▲1,210円/月 | ▲1,100円/月 | – | ▲1,650円/月 | |||||||
| カード割引 | – | ▲220円/月 | ▲220円/月 | – | ▲330円/月 | |||||||
| ゴールドカード割引 | – | ▲550円 | – | ▲550円 | ||||||||
| 家族割最大 | ▲110円 | ▲1,210円 | ▲550円 | – | ▲1,100円 | |||||||
| U22割 | ▲110円 | ▲2,728円 | ▲3,828円 | ▲550円 | – | – | ||||||
| U18割 | – | – | ▲1,650円/月 | ▲550円/月 | ▲1,100円/月 | |||||||
| U12割 | ▲440円/月 | – | – | – | – | |||||||
| 事務手数料 | 0円 | 4,950円 | 3,850円 | 4,950円 | ||||||||
| 割引後料金 | 528円 | 1,958円 | 3,058円 | 0円 | 4,928円 | 1,078円 | 3,278円 | 858円 | 1,958円 | |||
※全て税込み表記
ただし注意点
もちろん万能ではありません。
それでも、2026年時点の“端末を安く持つ選択肢”としてはかなり有力です。
少なくとも、3大キャリアの最新の返却型プログラムにそのまま乗るより、比較候補に入れる価値は十分あります。
どっちがいい?中古+SIMと楽天モバイルの比較
中古+SIMが向いている人
楽天モバイルが向いている人
個人的には、最も堅実なのは中古+SIMです。その次に、条件が合うなら楽天モバイル。
逆に、「何も考えず大手3キャリアで残価設定型に入る」これがいちばん危ないです。
子どものスマホや家族4人世帯以上こそ、この見直しが重要
家族4人以上・子どもが中学生前後という家庭は、これから通信費が一気に重くなります。
ここで1台あたりの判断を間違えると、5年単位でかなりの差になります。たとえば、1回線あたり毎月4,000円安くできれば、4回線で月16,000円。
年間192,000円。
3年で576,000円。
これはもう、誤差ではありません。
スマホの買い方は、ただの端末選びではなく、家庭の固定費戦略です。「一括で安く買う」は、実はかなり合理的多くの人が「一括は高い」と感じます。それはその通りです。目の前の支出だけ見れば重い。
でも、長い目でみると一括や中古購入には大きなメリットがあります。
今のスマホは昔より性能が高く、ミドルクラスでも十分使えます。特に子ども用やサブ機、家計重視なら、最新の超高額端末にこだわる必要はありません。
「安い分割」に見えて、実は高いパターンまとめ
パターン1:月1円だけを見てしまう
月1円は魅力的です。でも通信料金、返却条件、利用料、補償料まで含めて見ないと意味がありません。
パターン2:返却時の負担を甘く見る
キズ、故障、ロック未解除、初期化忘れなど、現場で意外と多いです。返却プログラムは“きれいに返すこと”が前提の世界です。
パターン3:今のキャリアに残る前提でしか得しない
「次も同じキャリアで買えばお得」は、裏を返せば“出ると損”です。
サキパパの本音

サキパパ
大手3キャリアにこだわる時代はもう終わっている
昔は大手3キャリアを使うこと自体に安心感がありました。店舗、ブランド、補償、家族割、電波。その価値は確かにありました。
でも今は、
という印象が強くなっています。もちろん大手3キャリアを完全否定するつもりはありません。仕事用で絶対の安定が必要、法人契約、地域事情など、必要な人はいます。
ただ、一般家庭にとっては、「なんとなく大手」で選ぶ理由はかなり薄くなりました。
これからのはどのような行動をすれば正解なのか?
行動1:今の端末の残債と返却時期を確認する
まずはここ。感情で動く前に、今の契約状況を確認します。
行動2:今のキャリアを続ける理由が本当にあるか考える
「家族みんな同じだから」
「なんとなく安心だから」
それだけなら、かなり見直し余地があります。
行動3:中古スマホ市場を見てみる
一度ゲオモバイルやイオシスの価格を見ると、感覚が変わります。
「新品じゃなくても十分じゃん」と思える人は多いです。
行動4:SIMと端末を分けて考える
ここが最大のポイントです。
スマホ選びで損しない人は、端末と回線を別問題として見ています。
行動5:楽天モバイルも比較対象に入れる
大手3キャリアしか見ていないと、比較が歪みます。楽天を入れるだけで、選択肢はかなり広がります。
まとめ:これからのスマホ購入は“自由を残す”ことが大事
2026年のスマホ購入で一番大事なのは、
月額の安さにだまされないこと
です。
ソフトバンク、au、ドコモの返却型プログラムは、それぞれ細かい制度は違います。
でも共通して言えるのは、
ということです。
だからこそ、これから本当に得をしたい人は
に目を向けるべきです。スマホは毎日使うものです。でも、スマホ代は毎月“家計を削るもの”でもあります。少し勇気を出して見直すだけで、毎月3,000円〜10,000円以上、家庭によってはそれ以上の節約につながることもあります。
その積み重ねは、数年で数十万円です。
そのお金は、
に変えられます。
大手3キャリアの“安く見える仕組み”に乗る前に、一度立ち止まってください。本当にお得なのは、月額が安く見える買い方ではなく、自由を残して総額を下げる買い方です。

結局、今のスマホ分割って、安いように見えるだけなんだな

うん。返す時にお金がかかったり、次も同じキャリアで買わないと微妙だったりね

じゃあ今回は、ちゃんと考えて決めたいな。子どもの分もこれからかかるし

中古スマホとSIMを分けるの、思ったよりアリかも

楽天も一回見てみるか

うん。“なんとなく今のまま”が一番もったいない気がする




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