
ショッピングモールを歩いていたら、スマホイベントの人に3回も声をかけられたんだけど!

分かる。風船、抽選会、ティッシュ、ビンゴ大会。気づいたらスマホの料金を聞かれているやつだね

しかも『大丈夫です』って言っているのに、全然大丈夫にしてくれない!

実はスマホ販売員の一部は、『大丈夫です』を断り文句ではなく、最初のあいさつくらいに考えているんだ
休日に家族でショッピングモールへ行っただけなのに、
「いまスマホはどちらを使っていますか?」
「簡単なアンケートだけお願いします!」
「お子さまに風船をプレゼントしています!」
と声をかけられた経験はないでしょうか。
最初は笑顔で断っていても、別のスタッフから再び声をかけられると、
「さっきも断ったんだけど!」
と言いたくなりますよね。
結論からいうと、スマホイベントのキャッチをウザいと感じるのは、まったくおかしくありません。
私自身、スマホ・インターネットの販売を7年以上経験し、これまで3,000件以上の通信費見直しに関わってきました。
現在は販売スタッフを管理・育成するSVとして、イベントの運営側にも携わっています。
つまり私は、
- キャッチされるお客さまの気持ち
- キャッチする販売員の事情
- 販売員に声かけを指示する管理者の事情
この3つをある程度理解している立場です。
今回はあえて、スマホイベントのキャッチがウザすぎる理由を、現場側の本音も含めて解説します。
なお、記事内の体験談は、特定の店舗・会社・スタッフが分からないように、私が実際に見聞きした複数の出来事を再構成しています。
✅この記事でわかること
- スマホイベントのキャッチがしつこい理由
- 販売員が声をかけるときに考えていること
- 商業施設・ゲオ・家電量販店・携帯ショップの違い
- 現場で実際にあったスマホイベントの出来事
- スマホイベントあるある
- しつこく勧誘されたときの断り方
- イベントを上手に利用してスマホ代を安くする方法
✅この記事の信頼性
現在はスマホ販売の現場管理、スタッフ育成、新人研修、コンプライアンス研修、イベント運営に携わっています。
過去には、キャッチから着座、料金見直し、スマホ・光回線・電気・クレジットカードなどの提案を実際に行っていました。パパマックスでは、現場経験をもとにスマホ料金の見直し方法を発信しています。
スマホイベントのキャッチがウザいのは「数を当たる仕事」だから
スマホイベントのキャッチがウザくなりやすい最大の理由は、たくさんの人に声をかけなければ、スマホに興味がある人を見つけられないからです。
ショッピングモールを歩いている100人のうち、
「今日ちょうどスマホを乗り換えたい」
と考えている人は、それほど多くありません。
ほとんどの人は、
- 食料品を買いに来た
- 子どもの服を見に来た
- ゲームを買いに来た
- 映画を見に来た
- 家電を見に来た
- フードコートでご飯を食べに来た
- ただ涼みに来た
という人です。
そこで販売員は、スマホに興味がある人が自然に現れるのを待つのではなく、とにかく声をかけて探します。
現場ではこれを「キャッチ」と呼びます。
販売員側の考えは非常に単純です。
声をかけなければ0件。
声をかければ、100人に1人くらいは興味を持ってくれるかもしれない。
この「100人に1人」を探している途中で、スマホに興味がない99人が声をかけられます。
だからお客さま側からすると、
「興味がないのに、なんでこんなに話しかけてくるの?」
となるわけです。
キャッチから着座までの販売側の考え方については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
販売員は「大丈夫です」を断りだと思っていないことがある
スマホイベントで最も使われる断り文句は、おそらくこれです。
「大丈夫です」
しかし、販売員側は「大丈夫です」を聞き慣れています。
1日に何十回、多いときは100回近く言われることもあります。
その結果、一部の販売員は、
「大丈夫です」は反射的に言っているだけかもしれない
もう一言聞けば話してくれるかもしれない
と考えます。
お客さま
「大丈夫です」
販売員
「ちなみに、いまどちらのスマホを使っていますか?」
お客さま
「いや、本当に大丈夫です」
販売員
「料金だけでも安くなる可能性がありますよ!」
お客さま
「大丈夫って言ってるだろ!」
この流れです。
お客さまからすれば、最初の時点で完全に断っています。
しかし販売員は、
- まだ具体的に断られていない
- 興味がない理由を聞いていない
- キャリアすら確認できていない
- キャンペーン内容を伝えていない
と判断し、もう一言だけ声をかけます。
そして、この「もう一言だけ」が3回、4回と続くと、完全にウザいキャッチになります。
【実話ベース】スマホイベントで実際にあった出来事
ここからは、私がスマホ販売の現場で実際に見聞きした出来事を、個人が特定できないように再構成して紹介します。
実話①|子どもに風船を渡したら親が本気で怒った
商業施設のスマホイベントでは、子ども向けに風船やお菓子、抽選会などを用意することがあります。
あるイベントで、スタッフが子どもに風船を見せながら声をかけました。
スタッフ
「風船どうぞ!好きな色を選べますよ!」
子ども
「赤がいい!」
スタッフ
「お父さん、簡単なアンケートだけお願いできますか?」
すると、お父さんの表情が一気に変わりました。
お父さん
「子どもを使って客を捕まえるなよ。スマホを変えるつもりはないから」
スタッフには、子どもを利用しているつもりはなかったと思います。
しかし親からすれば、子どもが風船を欲しがったため、断りにくい状況を作られたように感じます。
私も子どもが生まれてから、この気持ちが以前より分かるようになりました。
子どもは風船が欲しい。
親はイベントに参加したくない。
しかし風船をもらった手前、無視して立ち去りにくい。
これは、親にとってかなり面倒です。
子ども向けのイベントは集客効果が高い反面、やり方を間違えると、
「子どもを営業に利用している」
と受け取られてしまいます。
実話②|断った直後に別のスタッフから同じ質問をされた
広い商業施設では、イベントスタッフが複数の場所に分かれていることがあります。
入口付近のスタッフ
「スマホの料金見直しをしています!」
お客さま
「大丈夫です」
数十メートル先のスタッフ
「いまスマホはどちらをお使いですか?」
お客さま
「さっき断りました」
スタッフ同士で、誰に声をかけたのかを完全に共有することはできません。
そのため、お客さまからすると1回断ったつもりでも、別のスタッフから再び声をかけられます。
さらにイベント会場の近くをもう一周すると、最初のスタッフにまた声をかけられることもあります。
お客さまから見れば、
「この施設、スマホ販売員だらけじゃないか」
という状態です。
スタッフに悪気がなくても、チーム全体では非常にしつこいイベントになってしまいます。
実話③|冷蔵庫を見ていたらスマホとネットの話になった
家電量販店でよくあるのが、家電の値引きを入口にした通信サービスの提案です。
お客さま
「冷蔵庫を買い替えたいんですが」
販売員
「こちらの冷蔵庫なら、インターネットを一緒に見直すと値引きできますよ」
お客さま
「ネットは変えたくないです」
販売員
「スマホはどちらを使っていますか?」
お客さま
「冷蔵庫を見に来ただけなんだけど……」
家電量販店では、パソコン、テレビ、冷蔵庫、エアコンなどを購入するお客さまに対して、スマホやインターネットを提案することがあります。
通信契約が成立すれば、家電から大きな値引きができる場合があるからです。
実際に安くなる人もいるため、提案自体がすべて悪いわけではありません。
しかし、お客さまの目的は冷蔵庫です。
冷蔵庫の説明を聞きたいのに、
- スマホ会社
- 自宅のインターネット
- 電気会社
- クレジットカード
- 家族のスマホ台数
まで聞かれたら、疲れてしまいます。
最終的に、
「冷蔵庫を買うだけなのに、なぜ家族全員の通信環境を説明しなければいけないんだ」
となるのです。
実話④|ゲオにゲームを買いに来ただけなのにSIMを勧められる
ゲオのスマホイベントは、商業施設や家電量販店とは少し特徴が違います。
ゲオへ来るお客さまの主な目的は、
- ゲーム
- 中古スマホ
- トレーディングカード
- レンタル商品
- 買取
- 日用品
などです。
最初からSIMの乗り換えを目的に来店する人は、決して多くありません。
そのためスタッフは、中古スマホを見ている人だけでなく、ゲーム売場や店内を歩いている人にも声をかけます。
スタッフ
「スマホの料金見直しをしています!」
お客さま
「ゲームを買いに来ただけです」
スタッフ
「ちなみにスマホはどちらをお使いですか?」
お客さま
「それ、ゲームと関係あります?」
ゲオでは中古スマホとSIMを組み合わせることで、通信費と端末代を下げられるケースがあります。
提案としては相性がよいのですが、SIMに興味がない人へ最初の接点を作るのが難しいという特徴があります。
また、店舗の割引やキャンペーンを声かけの入口として利用できない運用もあります。
その場合、スタッフは純粋に、
「スマホを見直しませんか?」
と話しかけるしかありません。
これがゲオのイベントキャッチを難しくしている部分です。
中古スマホを自分で購入するときの注意点については、こちらで解説しています。
実話⑤|イベント0件で夕方から全員の目が変わる
スマホイベントの空気が変わるのは、だいたい夕方です。
午前中0件。
昼を過ぎても0件。
15時になっても0件。
イベント終了まで残り数時間。
こうなると、スタッフだけでなく、リーダーやSVも焦り始めます。
午前中
「興味がありそうな人に丁寧に声をかけよう」
夕方
「とにかく全員に声をかけよう」
このように変わってしまうことがあります。
スタッフの頭の中は、
- 今日0件だと報告しづらい
- 目標未達になる
- 他会場は獲得している
- 自分だけ声かけ数が少ないと思われる
- あと1件だけでも作りたい
という状態です。
その結果、午前中なら見送っていたお客さまにも声をかけ始めます。
急いでいる人。
イヤホンをしている人。
子どもを抱っこしている人。
明らかにイベントを避けて歩いている人。
お客さまからすれば関係ありませんが、イベント終了間際ほどキャッチが強くなりやすいのは、こうした現場事情があります。
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場所別|スマホイベントのキャッチにはこんな特徴がある
商業施設|子ども向けイベントが最強の集客装置
ショッピングモールなどの商業施設では、スマホを見に来ていない人をイベントへ呼び込む必要があります。
そのため、
- 風船
- お菓子
- ティッシュ
- ガラポン
- サイコロ
- ビンゴ
- 輪投げ
- キャラクター
- お菓子のつかみ取り
などが使われます。
商業施設のメリットは、圧倒的に人が多いことです。
一方で、ほぼ全員がスマホ以外の目的で来ています。
そのため、声かけ数が多くなり、最も「キャッチがウザい」と感じられやすい場所でもあります。
商業施設あるある
- 子どもが風船を見つけて勝手に近づく
- 親は目を合わせないように早歩きする
- イベントを避けるために通路の反対側を歩く
- スタッフがティッシュを差し出しながら接近する
- 一度断った家族が帰りにも声をかけられる
- アンケートだと思ったら料金相談が始まる
- ビンゴ大会終了後に一斉商談が始まる
- イベントスタッフより着ぐるみの方が人気
家電量販店|スマホ以外の買い物客も全員候補
家電量販店は、スマホイベントとの相性が非常に良い場所です。
テレビ、パソコン、冷蔵庫、エアコンなど、家電の購入金額が大きいため、通信サービスとのセット提案がしやすいからです。
ただし、お客さまからすると、
「家電を見ているだけなのにスマホの話をされる」
という不満が生まれます。
家電量販店あるある
- テレビを見ていたら光回線を聞かれる
- パソコンを見ていたらセキュリティーとネットを勧められる
- 冷蔵庫を買うのにスマホ会社を聞かれる
- 「家電が安くなる」が最強のフレーズ
- 値引き額は大きいが説明時間も長い
- 家電担当から通信担当へ引き継がれる
- 通信担当の次にカード担当が登場する
- 気づいたらスタッフが3人に増えている
スマホの端末購入では、毎月の金額だけでなく、返却条件や特典利用料なども確認することが重要です。
ゲオ|中古スマホとの相性はよいがSIMの認知が低い
ゲオは中古スマホの在庫が豊富で、格安SIMとの組み合わせにも向いています。
一方で、
「ゲオへSIMを乗り換えに行こう」
と考えて来店する人は、まだそれほど多くありません。
そのため、ゲーム、買取、中古スマホなど別の目的で来たお客さまに、通信費見直しを提案する必要があります。
ゲオあるある
- ゲームを選んでいる人へスマホの声かけ
- 中古iPhoneだけ買いたい人にSIMセットを提案
- 買取の待ち時間中に料金相談
- お客さまがSIMを販売していることを知らない
- 「ゲオでスマホを契約できるの?」と驚かれる
- 最新機種より中古端末の相談が多い
- スマホイベントよりゲームコーナーの方が混んでいる
- スタッフがゲームの質問をされて困る
携帯ショップ|キャッチよりも「ついで提案」が多い
ドコモショップ、auショップ、ソフトバンクショップなどは、最初からスマホに関する目的で来店する人が多いため、商業施設ほど強いキャッチは多くありません。
ただし、店内に入ってからの提案項目は多めです。
機種変更だけのつもりが、
- 料金プラン
- インターネット
- 電気
- クレジットカード
- 補償
- セキュリティー
- 動画サービス
- サブスク
などの話になることがあります。
携帯ショップあるある
- 充電器を買いに来ただけなのに料金診断が始まる
- 故障相談なのにプラン変更を提案される
- 機種変更より先に自宅のネットを聞かれる
- 家族全員分の電話番号を確認される
- 予約なしだと長時間待つ
- 「今日は契約しません」と言っても見積もりが出てくる
- 最後にオプション説明が連続する
- 契約後に何を申し込んだか分からなくなる
スマホイベントの販売員が頭の中で考えていること
キャッチ中の販売員は、笑顔で話しかけながら、頭の中ではかなり多くのことを考えています。
「どこのキャリアを使っているんだろう」
スマホケース、Apple Watch、スマホ画面、家族構成などを見ながら、利用中のキャリアや機種を想像しています。
ただし、見た目だけでキャリアは分かりません。
そのため最終的には、
「いまどちらのスマホをお使いですか?」
と聞くことになります。
「この人は止まってくれそうか」
歩くスピード、目線、表情なども見ています。
- イベントPOPを見た
- スマホ売場を見た
- 子どもが風船を見た
- スタッフと目が合った
- 少し歩く速度が落ちた
これらは、販売員にとって「声をかけるチャンス」です。
お客さま側は一瞬見ただけでも、販売員側は、
「興味を持った!」
と判断することがあります。
「とりあえず座ってもらいたい」
スマホ販売では、立ち話よりも座って話した方が、料金確認や見積もりをしやすくなります。
そのため販売員の最初のゴールは、契約ではなく着座です。
- 5分だけ
- 見積もりだけ
- 契約しなくても大丈夫
- アンケートだけ
- 確認だけ
- 座るだけ
と言われるのは、着座への心理的ハードルを下げるためです。
ただし、本当に5分で終わるとは限りません。
料金明細を確認し、家族構成を聞き、インターネットや電気まで見直すと、30分以上かかることもあります。
「今日はまだ0件だから何とかしたい」
販売員にも目標があります。
さらにイベントによっては、
- キャッチ数
- アンケート数
- 着座数
- 見積もり数
- 予約数
- 成約数
などを記録しています。
結果が出ていないスタッフほど、声かけが強くなることがあります。
もちろん、目標があるからといって、お客さまが不快になる勧誘をしてよいわけではありません。
しかし現場では、数字への焦りがキャッチのしつこさにつながることがあります。
スマホイベントのウザすぎるキャッチあるある12選
1.イヤホンをしているのに話しかけてくる
イヤホンは「話しかけないでください」の意思表示として使われることがあります。
しかし販売員側は、
「聞こえていないだけかもしれない」
と考えて、正面へ回り込むことがあります。
2.進行方向に移動してくる
お客さまが右へ避けると、販売員も右へ。
左へ避けると、販売員も左へ。
サッカーのディフェンスのようになります。
これは本当にやめた方がよいキャッチです。
3.ティッシュを受け取った瞬間に質問される
「どうぞ」と渡されたティッシュを受け取ると、
「ちなみにスマホはどちらをお使いですか?」
が始まります。
純粋にティッシュを配っているわけではありません。
4.子どもが風船をもらって逃げられなくなる
子どもは喜んでいます。
親は帰りたいです。
スタッフはアンケートを書いてほしいです。
全員の目的が違います。
5.「アンケートだけ」が全然アンケートだけではない
最初は3問程度のアンケートだったはずが、
- キャリア
- 月額料金
- データ使用量
- 自宅のネット
- 電気会社
- クレジットカード
- 家族構成
- 機種の残債
まで話が広がります。
6.「5分だけ」が30分になる
見積もりだけなら5分。
比較説明で10分。
家族分の確認で20分。
ネットと電気を含めて30分。
契約する場合は、さらに長くなります。
7.断った理由を聞かれる
お客さま
「今日は大丈夫です」
販売員
「何か理由がありますか?」
断るのに理由は必要ありません。
しかし販売員は、理由が分かれば切り返せると考えます。
8.現在の料金を知らないと少し強気になる
お客さまが現在の料金を把握していないと、
「かなり高い可能性がありますよ」
と話が進みやすくなります。
実際に高いこともありますが、請求内容を見ずに断定するのはよくありません。
9.「絶対安くなる」と言われる
利用状況や割引条件を確認せずに、絶対安くなるとは言えません。
端末代、ネット回線、家族割、通話オプションなどを含めると、乗り換えて高くなる人もいます。
スマホ代が高くなりやすい原因については、こちらの記事で詳しく解説しています。
10.一度座ると担当者が変わる
声をかけた人。
料金を説明する人。
契約を担当する人。
管理者。
次々とスタッフが登場します。
断りづらく感じる人もいるでしょう。
11.「今日だけ」と言われる
スマホイベントでは、期間限定の特典が用意されることがあります。
ただし、似たキャンペーンが翌週も行われるケースはあります。
その場で決めず、総額と条件を確認することが重要です。
12.断った後だけ急に真顔になる
声をかけたときは満面の笑顔。
断った瞬間、真顔。
これはお客さまから見ても分かります。
販売員側は次のお客さまを探しているだけかもしれませんが、態度を急変させると印象はよくありません。
良いキャッチとウザいキャッチの違い
スマホイベントのキャッチ自体が、すべて悪いわけではありません。
実際にイベントをきっかけにスマホ代が安くなり、喜んでくれるお客さまもいます。
良いキャッチとウザいキャッチの違いは、お客さまの意思を尊重しているかどうかです。
良いキャッチ
- 最初に用件を簡潔に伝える
- お客さまの進路をふさがない
- 一度はっきり断られたら引く
- 子どもだけを先に誘導しない
- メリットだけでなく条件も伝える
- 時間がない人を引き止めない
- 料金を確認せず「絶対安くなる」と言わない
- 契約を急がせない
- 不要なオプションを勝手につけない
ウザいキャッチ
- 後ろから追いかける
- 進路に回り込む
- 断っているのに質問を続ける
- 複数人で囲む
- 子どもへ先に景品を渡す
- 「無料」だけを強調する
- デメリットを説明しない
- 今日契約しないと損だと焦らせる
- お客さまが怒るまで引かない
販売員に必要なのは、断られないテクニックだけではありません。
断られたときに、気持ちよく引く技術も必要です。
スマホイベントでしつこく勧誘されたときの断り方
「大丈夫です」だけでは、販売員がもう一言聞いてくることがあります。
しつこい勧誘を避けたい場合は、短く、具体的に断りましょう。
おすすめの断り方
「スマホの見直しはしません」
「今日は説明を聞きません」
「契約する予定はありません」
「家族の仕事関係で変更できません」
「すでに先月見直しました」
「急いでいるので失礼します」
最も分かりやすいのは、
「スマホの見直しはしません。声かけは不要です」
です。
理由を詳しく説明する必要はありません。
「料金に満足しています」と言うと、
「もっと安くなるかもしれません」
と返されることがあります。
「時間がありません」と言うと、
「1分だけで大丈夫です」
と返されることがあります。
したがって、時間や料金ではなく、説明自体を希望しないことを伝えるのが効果的です。
それでも勧誘が続く場合は、
「これ以上の勧誘はやめてください」
とはっきり伝えましょう。
イベントで契約して後悔した場合はどうする?
スマホやインターネットの契約は、一般的な買い物と同じ感覚で考えない方がよいでしょう。
電気通信サービスには、契約内容によって「初期契約解除制度」または「確認措置」が適用される場合があります。
初期契約解除制度では、原則として契約書面を受け取った日などから8日以内であれば、対象となる通信サービスを解除できる場合があります。
ただし、端末の売買契約まで解除できるとは限らず、利用料金や事務手数料などが発生する場合もあります。
確認措置では、電波状況や説明に問題があるなど、一定の条件を満たした場合に端末を含めて解除できるケースがあります。
契約によって条件が異なるため、まずは契約書面を確認し、早めに契約先へ相談してください。
また、携帯電話の料金表示や契約内容に疑問がある場合、消費者庁は消費者ホットライン「188」を案内しています。
契約直後に確認する項目
- 契約した会社名
- 料金プラン
- データ容量
- 通話オプション
- 端末の支払総額
- 端末返却の条件
- 加入したオプション
- 無料期間終了後の料金
- 自宅インターネットの解約費用
- キャッシュバックの条件
- 初期契約解除・確認措置の対象
- 申出期限と申出方法
「よく分からないけど安くなると言われた」という状態で放置しないことが大切です。
スマホイベントは使い方次第ではかなりお得
ここまでスマホイベントのウザい部分を中心に解説してきました。
しかし、イベントにはメリットもあります。
イベントが向いている人
- 現在のスマホ代が分からない
- 家族全員の料金を見直したい
- 店頭で直接質問したい
- データ移行が不安
- 中古スマホも一緒に検討したい
- ネットや電気もまとめて見直したい
- オンライン契約が苦手
- 複数社の料金を比較したい
特に、家族全体で大手キャリアを長く使っている場合、月額料金が大きく下がる可能性があります。
私がこれまで対応した中でも、家族全体で月5,000円以上、条件によっては月1万円近く下がるケースはありました。
子育て家庭の具体的な見直し例はこちらで紹介しています。
イベントを利用するときのコツ
イベントで話を聞く場合は、最初にこう伝えましょう。
「今日は契約せず、見積もりだけ持ち帰ります」
これだけで、話の主導権を握りやすくなります。
さらに、
- 現在の請求額
- 端末残債
- 家族の回線数
- 自宅インターネット
- よく使う通話時間
- 毎月のデータ使用量
を事前に確認しておくと、正確な比較ができます。
店頭で提案された内容を持ち帰り、オンライン専用プランや楽天モバイルなどと比較してから決めても遅くありません。
UQモバイルと楽天モバイルの料金や特徴を比較したい人はこちらも参考にしてください。
【PR】イベントなしで中古スマホを選びたい人へ
ゲオなどの店頭で声をかけられるのが苦手な人は、オンラインの中古スマホ専門店を利用する方法もあります。
中古端末は、バッテリー状態、保証、赤ロム保証、SIMロック、利用制限などを確認して選びましょう。
▼中古iPhone・Androidを確認する▼
まとめ|スマホイベントがウザい原因は販売員個人だけではない
スマホイベントのキャッチがウザくなる理由は、販売員の性格だけではありません。
- スマホ目的ではない人から見込み客を探す
- 多くの人に声をかけなければ案件が見つからない
- キャッチ数や着座数を管理されている
- イベントごとに獲得目標がある
- 0件で終わることへのプレッシャーがある
- 一度の断りで引くと成果につながりにくい
こうした構造があります。
しかし、販売側に事情があったとしても、お客さまがはっきり断っているのに追いかけたり、進路をふさいだり、子どもを利用して引き止めたりする行為は避けるべきです。
販売員が忘れてはいけないのは、
今日契約してもらうことよりも、通信業界全体を嫌いにさせないこと
だと思います。
しつこいキャッチで1件獲得できても、そのお客さまが今後ずっと携帯ショップやイベントを避けるようになったら、長い目で見ればマイナスです。
一方、お客さま側も、スマホイベントを完全に敵だと思う必要はありません。
興味がなければ、
「スマホの見直しはしません。声かけは不要です」
とはっきり断る。
料金が高いと感じているなら、
「今日は契約せず見積もりだけください」
と伝えて利用する。
この距離感がちょうどよいでしょう。
スマホイベントは、近づくだけで契約させられる恐怖の場所ではありません。
ただし、風船を持ったスタッフと目が合った瞬間、キャッチはすでに始まっています。



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